クロヒョウのゆるブログ

株投資&投機3年目の20代。株のことや読書録などをゆるく書いてます。Twitter(@kurohyouinvest)

【ゆるい書評②】えらいてんちょう『しょぼい起業で生きていく』を読んでみた。

どうもクロヒョウです。

割と読書は好きな方で、年に30〜50冊。累計300冊程度は読んでいる。身になったかどうかは聞かないでほしい時には勉強、時には精神安定剤のように読んでいる。3日ぐらい読まない日があると禁断症状が出てくる。

書評というにはおこがましいので『ゆるい書評』という形で読書感想文みたいにゆるくやっていこうと思う。

 

今回はえらいてんちょう氏(以下えらてん氏)の『しょぼい起業で生きていく』を読んでみた。

 

【えらてん氏の略歴】

えらいてんちょう氏は1990年生まれの20代で妻子持ち。大学在学中に、「就職活動なんてやってられない。」「毎日決まった時間にスーツを着て満員電車に乗って通勤が無理」などという理由で一度も会社員として働いたことはないそう。前述の理由から特に綿密な営業計画を立てずに極めて曖昧に起業するが、リサイクルショップやイベントバーなどを成功させ今はコンサルや投資で生計を立てている。

 

えらてん氏のtwitterアカウントはこちら: @eraitencho 

 

【しょぼい起業で生きていく】

この本では企業で働くことに疑問を持っている人、就職活動に迷っている人に対して、「起業する」という選択肢を唱えている。

しょぼい起業というのは

①初期費用や運営コストをなるべく少なくして、いつもやっている行為をお金に換える。=生活の資本化(コストの資本化)②生きているだけで絶対にかかるコストを利益に換えてしまう。というのが基本的な考え方である。

・自分の生活を全て自分の労働で満たして、余った分は売って資本化する。

・生活の中で自分のやれること・日常やっていることを事業化する。

 

これらのヒントの元に小さく起業してみようという教えが書かれている。

 

えらてん氏の考え方も面白くて

 

・資金を集めて店を借りて許可を取って設備を整えてから営業するのではなく、店を借りて営業しているとお金が集まってくるので設備が整えられて必要な許可を取らざるを得なくなる。

・現世なんて遊びみたいな考え。遊びだからこそ、適当にやらずに全力でやんないとつまんない。どちらの選択肢を選んでもいずれは死ぬわけだから、選択肢を迷う意味はあんまりなくて、雑にやろうよみたいな。その代わり全力で遊ぼう。

・ミニマムに、最低限の投資で、最大限の利益率を狙うって考えはすごく大事。

・アルバイトしながら起業もあり。現状が無、なら有に変えてしまう。

・「あぁ私はもうダメだ、脱落者だ、いきていく価値がない」。と「誰かが決めた価値観やルール」に縛られて、人生を放り投げてしまうのはあまりにもったいない。

 

など色々面白い考え方が述べられている。

 

【総括】

クロヒョウ的には面白いと思う。えらてん氏より、しょぼい起業の概念は「あなたに見えている道だけが道ではないよ。違う方向からでも山は登れるんだよ。」と提示されている通り。いろんな角度から挑戦してみることはすごく大切な考え方だと思う。

クロヒョウは一度思いついたらその方向に向かって一直線になってしまうので、様々な事を試しながら自分に合った生き方を模索していきたいと思う。

 

今の、将来の働き方に迷っている、不安がある方はぜひ一読してみるといいと思う。